洗濯表示の見方(タンブル乾燥の 3 つの記号と 2024 年 8 月の改正)

衣類や布団の洗濯表示は、日本産業規格 JIS L 0001 で決まっている。基本の記号は 5 つで、おけは洗濯、三角は漂白、正方形は乾燥、アイロンの形はアイロン仕上げ、円は商業クリーニングを表す。おけの記号は、上限の洗濯温度と最も厳しい洗濯処理に関する情報を提供するために使われる。温度は ℃ を省いた数字(30、40、50、60、70、95)で表示し、記号の下の一本線は下線のない同じ記号で示される処理よりも弱い処理を表す。二本線はさらに弱い処理になる。

コインランドリーで特に見るのは、正方形に内接円のあるタンブル乾燥の記号。点が 2 つなら高温乾燥(排気温度の上限は最高 80℃)、点が 1 つなら低温乾燥(最高 60℃)、× が付いていれば洗濯処理後のタンブル乾燥処理はできない。この記号は商業クリーニングにおけるタンブル乾燥処理には適用しない。このサイトでは、洗い方の記号(おけ・手洗い・おけに ×)と、このタンブル乾燥の 3 つの記号から選び、不可のときは乾燥機に入れない物として、両方を選ぶと洗濯だけの台に、乾燥を選ぶと「乾燥機は不可」に分けて出す。

正方形の中の線は自然乾燥を表す。縦の一本線は脱水を行った後のつり干し乾燥、縦の二本線は脱水を行わないぬれつり干し乾燥、横の一本線は脱水を行った後の平干し乾燥、横の二本線は脱水を行わないぬれ平干し乾燥。左上の斜め一本線は日陰干しを表し、つり干しや平干しの記号と組み合わせて使う。自然乾燥の記号だけでタンブル乾燥の記号が無い表示もあるので、迷ったら表示者に確かめる。

2024 年 8 月 20 日に JIS L 0001 が改正され、消費者庁の繊維製品品質表示規程も同じ日に改正された。新しく加わった記号は 2 つで、液温 30℃を限度とした手洗い(手の付いたおけに下線一本)と、底面温度 120℃を限度としたスチームなしのアイロン仕上げ。アイロンの上限温度は 200→210℃、150→160℃、110→120℃に変わり、ドライクリーニングの溶剤の種類が増えた。手洗いの記号の手の形と波線の太さ、洗濯禁止・漂白禁止・アイロン禁止の × の位置も微修正された。2025 年 8 月 19 日までに従前の表示を付けた製品はそのまま売れるので、しばらくは新旧の表示が混ざる。

出典